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保湿で予防?アトピー性皮膚炎との関係

[2026.02.11]

こんにちは、アクアキッズクリニック東池袋院です。

肌の乾燥が気になる季節になりましたね。

お子さんに身近で、お風呂上がりには欠かせない保湿剤!実は赤ちゃんの頃から保湿をこまめに行なっていると、保湿を行っていない時と比較しアトピー性皮膚炎になるリスクが減りやすくなるという研究結果があるのはご存知ですか?

今回は、日々の保湿の重要性アトピー性皮膚炎について、また日常生活の中でできるスキンケア方法など、詳しくお伝えします。是非試してみてください!

1.肌が痒そう…アトピー性皮膚炎ってどんな状態?

アトピー性皮膚炎とは、皮膚が本来持っている「バリア機能」が低下し「かゆみ」が起きている状態であり、状態が良くなったり悪くなったりを繰り返します。

症状があらわれやすい部位としては、顔や首、肘や膝の裏側、体幹など部位は様々で、乳児期や幼児期、学童期、思春期や成人期など年代によってもあらわれる部位や症状に一定の傾向があります。

しかし特徴の1つとして、どの部位でも左右対称に症状があらわれやすいという特徴があります。

また皮膚のバリア機能が低下していることで、体は外部からの刺激を受けやすかったり刺激に反応しやすかったりする状態となっています。

そのため気管支喘息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患や、鶏卵アレルギーなどの食物アレルギーといったアレルギーを合併することも多くあります。

2.治療の目標

  • 症状がない状態、またはあっても日常生活に支障がなく、薬物療法もあまり必要としない状態
  • 軽い症状はあっても、日常生活に支障をきたすような急な悪化が起こらない状態

3.みなさん、保湿はどのくらい行っていますか?アトピー性皮膚炎の治療

治療は内服薬治療、症状が重い場合の注射薬治療などがありますが、ステロイドなどの外用薬治療があります。

しかし、最も大事なことは保湿をしっかり行ってあげることです。

保湿をしっかり行うことが治療の土台となってきます。また保湿に加えて治療の外用薬を塗るときに、いくつかポイントがあります。

治療開始前はバリア機能が特に弱くなっている状態となっていることから、皮膚表面を守るためにティッシュが張り付くくらいべったり塗ることです。

そして、皮膚表面が治療前と比べ改善してきたと思ったタイミングで塗り薬を塗ることをやめないこともポイントの1つです。

このタイミングは皮膚表面が改善傾向にあっても、皮膚内部はまだバリア機能が低下している状態となっています。

そのためこの時期からもう少し塗り薬を使い続けてあげることで皮膚内部から、より改善することが期待できます。

4.アトピー性皮膚炎の悪化の要因

  • 髪の毛の接触
  • 唾液や汗による刺激
  • ダニや花粉、ペットの毛
  • 睡眠不足や生活習慣の乱れ
  • ストレス

5.アトピー性皮膚炎と日々の保湿ケアの関与性

ここまでアトピー性皮膚炎について伝えてきましたが、ここまでの内容を読むと少しでもアトピー性皮膚炎にならないためにできることはないか、気になりませんか?

ここからはブログ冒頭で触れた、保湿の重要性についてお伝えします。

赤ちゃんの皮膚は大人の皮膚と比べ皮膚本来のバリア機能が未熟であるため潤いを保ちにくくなっています。

生まれてすぐの頃は、皮脂の分泌が盛んで保湿をせずとも潤いが保たれやすくなっていますが、生後3〜4ヶ月頃を過ぎると次に皮脂分泌が盛んになる思春期まで皮脂分泌量が減り、乾燥しやすい状態となってしまいます。

そのためバリア機能が低下しやすくなる前から保湿を十分に行うことで皮膚のバリア機能を守り、アトピー性皮膚炎の発症を防ぐことにつながります。

また、実際に国立成育医療研究センターの研究でも、新生児からの保湿剤塗布によりアトピー性皮膚炎発症リスクが3割以上低下するという結果が示されています。

更に、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーは関連性が高く、アトピー性皮膚炎の発症早期から治療を始める治療強化をすることでアレルギー発症を予防できることも研究結果から示されています。

そのため、アトピー性皮膚炎の悪化を防ぐだけでなく、アレルギー発症を防ぐためにも早期から保湿剤を塗ることが重要となってきます。

 

アトピー性皮膚炎と鶏卵アレルギーの詳しい内容は、下記リンクから読んでみてください。

乳児期のアトピー性皮膚炎への"早期治療介入"が 鶏卵アレルギーの発症予防につながる ~二重抗原曝露仮説を実証する世界で初めての研究成果~ | 国立成育医療研究センター

アトピー性皮膚炎発症と保湿剤関与性の詳しい内容は下記リンクから読んでみてください。

世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見

6.スキンケアのポイント

〜入浴〜

  • 毎日の入浴やシャワー浴で泡立てた石鹸を使い体を洗い皮膚を清潔に保つ。(赤ちゃんの場合は首/脇/肘の内側/股/膝裏などの皺の間まで丁寧に洗う)
  • お風呂の湯温は低め(冬でも40℃以下)にする
  • 入浴後は皮膚の乾燥を防ぐために速やかに保湿剤を塗る。

〜その他〜

  • 汗をかいたらそのままにせず清潔なタオルで拭く。
  • 睡眠時間を十分に取り、規則正しい生活を送る。
  • 爪は短く切り、皮膚を掻いたときの刺激で悪化することを防ぐ。
  • アレルゲンとなるダニやホコリとの接触を避けるため、換気をしながらの掃除機がけをしたり、カーテンをこまめに洗ったりし環境を整える。

7.当院から伝えたいこと

保湿を行うことは、親御さんにとって最も身近で手軽にできる1番の日常ケアです。

また、毎日の保湿ケアを行ってあげることは、将来の医療費を軽減することにも繋がります。

※毎日保湿をすることはお子さんのためにとても大切なことです※

そのため毎日の保湿ケアは積極的に行うようにしてあげてください。

当院では、皮膚の確認や保湿剤のみの処方も行っています。

いつでも気軽にご相談ください。

 

参考文献

日常生活の工夫 | ベビースマイル 赤ちゃんの健康情報

赤ちゃんこそ保湿が大切!始める時期、起こりがちなトラブルとケア方法を解説

引用文献

乳児期のアトピー性皮膚炎への"早期治療介入"が 鶏卵アレルギーの発症予防につながる 

世界初・アレルギー疾患の発症予防法を発見

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