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知ってほしい!シルガード®9がつくる安心な未来

[2026.01.21]

こんにちは、アクアキッズクリニック東池袋院です。

新年が始まり、徐々に新しい学年や新生活がみえてくる時期になりました。

新しい制服や新しい教科書を揃えたりとお子さまの成長を改めて実感する時期になりましたね。

そんな節目のタイミングに、ぜひご家族で考えていただきたいのが「将来の健康を守るためのプレゼント」、つまり予防接種のお話です。

今回は、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染によって引き起こされる、子宮頸がんを予防できるシルガード9」についてお伝えします。

シルガード9は2021年2月に日本で発売され、2023年4月から公費で接種開始となった新しいワクチンのため、「上の子では聞いたことがなかった」「自分は接種していない」という親御さんも多いかもしれません。

HPVは女性の多くが一生に一度は感染すると言われるウイルスで、感染してもほとんどの人は免疫力で2~3年以内に自然に排除されますが一部の人でがんになってしまうことがあります。

現在はHPVに感染したあと、どのような人ががんになるのかがわかっていないため、ワクチンでHPV感染を防ぐことが子宮頸がんにならないための唯一の手段です。

「子宮頸がんとは」

子宮頸がんとは子宮の入り口部分(頸部)にできるがんです。

膣に近い側にできた場合には、婦人科での観察や検査がしやすいため発見されやすくなりますが、より奥の筒状の部分にできると、発見が難しいことがあります。

また、早期に発見すれば比較的治療しやすく予後の良いがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見がとても重要です。

以前は発症のピークが40〜50歳代でしたが、最近は若い年齢(20〜30歳代)で増加がみられ、30歳代後半がピークとなっています。

国内では、毎年約1万人の女性が子宮頸がんにかかり、約2900人が死亡しています。また2000年以後、患者数も死亡率も増加しています。

「子宮頸がんの症状について」

がんになる前の状態ではほとんどの場合は無症状です。

子宮頸がんが進行すると、月経中ではないときや性交時の出血、においを伴う濃い茶色や水っぽいおりもの、粘液がたくさん出るなどの症状がみられることがあります。

がんが子宮の外に広がると、多量の出血、骨盤や下腹部・腰の痛み、尿や便に血が混じる、下肢のむくみなどの症状が出ることもあります。

少しでも気になる症状があるときには、ためらわずに婦人科を受診することと20歳以上になったら定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。

早期に発見するためには20歳になったら、2年に1回繰り返して検診を受けることが大切です。

HPVワクチンとは?

HPVワクチンは、「初めての性交渉の前に接種すること」が最も効果的です。

そのため、国が定める定期接種の対象は、小学校6年生から高校1年生に設定されています。

「うちの子にはまだ早いのでは?」と感じる親御さんもいらっしゃるかもしれません。

しかし、このワクチンは感染を「治療」するものではなく、あくまで「予防」するためのものです。

ウイルスに出会う前に、しっかりと体に「バリア(免疫)」を作っておくことが、将来の最大の守りになります。

HPVの中には子宮頸がんを起こしやすい種類(型)のものがあります。

HPVワクチンはこのうち一部の感染を防ぐことができます。

現在日本において受けられるワクチンは、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)の3種類があります。

サーバリックスおよびガーダシルは、子宮頸がんを起こしやすい種類であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。

そのことにより、子宮頸がんの原因の50-70%を防ぎます。シルガード9は、HPV16型と18型に加え、ほかの7種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80-90%を防ぎます。

シルガード9とは?

HPVワクチンは筋肉注射という方法で注射します。

どのワクチンも同様ではありますが、ワクチン接種を受けたあとに、まれに重い症状が起こることがあります。

接種を受けた部分の痛みや腫れ、赤みなどが生じたり、めまいやふらつきが起こることがあります。

接種するワクチンや年齢によって合計2回または3回接種しますが、接種した際に気になる症状が現れたら、それ以降の接種については相談の上でスケジュールを組むので、医師や看護師にご相談下さい。

現在、シルガード9は定期接種として「無料」で受けることができます。

定期接種の対象者は小学校6年生〜高校1年生の年度末(3月31日)までです。

過去に接種機会を逃した世代(1997年度〜2007年度生まれの女性)向けの無料接種(キャッチアップ接種)も実施されていますが、これにも期限があります。

「いつか受けよう」と思っているうちに期限が切れてしまうと、自費では合計約10万円近くかかる非常に高価なワクチンです。

この春休みという時間がある時期に、ぜひスケジュールを立ててみてください。

シルガード9で接種を開始する方は、1回目の接種を受けるときの年齢によって接種のスケジュールが異なり、合計2回または3回接種します。

いずれの場合も、1年以内に規定回数の接種を終えることが望ましいとされています。

すでに、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)でHPVワクチンの接種を開始しているお子さんも接種が3回完了していない場合は、シルガード9に途中から変更することができます。

その場合は、シルガード9の接種スケジュールに合わせて日程を調整し接種を完了することができるのでご相談ください。

まとめ

医療者としてこれまで、病気と闘う多くの子どもたちとそのご家族を支えてきました。

その経験の中で強く思うのは、「防げる病気は、防いであげたい」ということです。

「副反応がやっぱり不安」「いつ打つのがいい?」など、どんな悩みでも構いません。「こんなこと聞いていいのかな?」と思わずに、ぜひ診察の際や受付でお声がけください。

子どもたちにとって注射は痛みや恐怖を伴う大きなイベントです。

自身の未来のために子どもたちが頑張る姿をアクアキッズクリニック一同応援します。

春休みは、進級への準備期間。

新しい教科書を揃えるのと同じように、子どもたちの「未来の健康」についても、一緒に準備を始めてみませんか?

参考文献

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