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赤ちゃんの肌トラブルに悩むママ・パパへ〜乳児湿疹の基礎知識〜

[2026.02.10]

こんにちは、アクアキッズクリニック東池袋院です。

赤ちゃんの顔や身体に、赤いぶつぶつやカサカサした湿疹が出ると、「これって大丈夫なの?」「このまま治らなかったらどうしよう」「アトピーなの?」と不安になりますよね。

乳児の皮膚トラブルは珍しいものではなく、適切なケアを行うことで改善が期待できるケースも多くあります。

今日は、赤ちゃんの肌によくみられる乳児湿疹についてお話しようと思います。

乳児湿疹とは?

乳児湿疹とは、生後2〜3週間ごろから数ヶ月の赤ちゃんにみられる、皮膚トラブルの総称です。

赤み、ブツブツ、カサつきなどの症状が、顔や首・体などに現れます。

赤ちゃんの肌は大人よりも薄く、皮膚のバリア機能が未熟です。そのため、外からの刺激を受けやすく、炎症が起こりやすい状態にあります。

多くの場合、成長とともに皮脂の分泌や肌の機能が安定し、自然に症状が改善していきます。

乳児湿疹の原因

乳児湿疹の原因は一つではなく、いくつかの要因が重なって起こると考えられています。

  • 皮脂の分泌が多い
  • をかきやすい
  • よだれミルクが肌につく
  • 衣類タオルによる摩擦

こうした日常の刺激が、未熟な赤ちゃんの肌に負担となることがあります。

乳児期のスキンケア:基本とポイント

乳児湿疹のケアにおいて重要なのが、皮膚を「清潔」に保つことと、適切に「保湿」することです。

洗浄のポイント

皮膚に残った汚れや古い外用薬を除去する目的がありますが、過剰な洗浄は皮脂が落ちて乾燥肌を助長するため、洗い方や洗浄剤には注意点があります。

入浴時は、低刺激性の石鹸やボディソープをよく泡立て(泡タイプの洗浄剤が便利です)、手で全身を優しく洗います。

タオルやスポンジによるゴシゴシ洗いは皮膚への刺激が強いため、避けましょう。

すすぎ残しがないよう十分に洗い流し、タオルで押さえるように拭いてください。

洗浄剤は、できるだけ防腐剤や香料などの添加物が少なく、皮膚への刺激が少ないものがオススメです。

保湿のポイント

入浴後は皮膚が乾燥しやすいため、できるだけ早めに保湿剤を使用します。

湿疹があるときは皮膚のバリア機能が低下しており、皮膚から抗原(ハウスダスト・ダニや、花粉・食べ物などに代表される、体の免疫が敵かもしれないと判断する目印)が侵入する隙を与えます。

抗原が体内に侵入すると、アレルギー性の炎症によりかゆみが引き起こされ、皮膚を掻き壊してしまい更に皮膚のバリア機能が低下する、、、という悪循環に陥ります。

そのため、湿疹がある場合でも、保湿を継続することで皮膚のバリア機能を補います。

保湿剤の剤形には軟膏、クリーム、ローション、フォームなどのさまざまな種類があります。

スキンケアは毎日継続するものなので、季節や塗る場所に応じて、使いやすい剤形を選びましょう。

保湿剤の塗り方は、十分な量を全身すみずみまで、擦り込むのではなくのせるように塗布します。

十分な量とは、軟膏やクリームの場合、人差し指の先端からひとつ目の関節まで伸ばした量(約0.5g)、ローションなら1円玉大の大きさに出した量(0.5g)が大人の手のひら2枚分の面積に塗る量の目安とされています。

皮膚が光を反射し「テカテカ」、ティッシュが貼り付くほど「ベタベタ」するくらいです。

保湿剤の塗布量が少なければ効果が得られない可能性があるため、適切な塗布量を使用しましょう

上記のスキンケアは原則として1日2回、朝と入浴後に行います。

1日1回よりも2回のほうが皮膚のバリア機能の改善効果が高いとされ、朝にもスキンケアを行うことで衣服などへの付着や就寝中に発汗で流れた保湿剤を早期に補うことができます。

以上の日々のスキンケアを継続することが、症状の悪化を防ぐうえで重要です。

特に顔や口周りは、汗や皮脂に加えて、よだれやミルクが付着しやすく、皮膚トラブルが起こりやすい部位です。

日中、口周りによだれや食べこぼしが付着した際は、柔らかいガーゼや清潔なタオルで押さえるように拭き取ります。

放っておくと皮膚のバリア機能が低下し、よだれかぶれ(接触性皮膚炎)を起こしやすくなるため、やさしく水分を取り除くことが大切です。

また、拭き取った後に保湿剤を塗ることで、皮膚を刺激から守る助けになります。

頻回に拭く必要がある場合でも、摩擦を最小限にすることを心がけましょう。

受診の目安

  • 湿疹がジュクジュクしている
  • かゆみが強く、機嫌が悪い
  • 良くなったり悪くなったりを繰り返す
  • 数週間以上改善がみられない

スキンケアをしっかりと行っていても症状が改善しない場合は、アトピー性皮膚炎などの他の疾患の可能性もあります。

適切な時期に診断と治療を行うことで、症状の悪化を防ぐことができます。

気になる症状がある場合は、自己判断せず、医療機関で相談することが大切です。

まとめ

乳児湿疹は多くの赤ちゃんにみられる皮膚トラブルです。

毎日のスキンケアを無理のない範囲で続けながら、不安な点があればアクアキッズクリニック東池袋院に相談してください。

一緒に、赤ちゃんの肌と向き合っていきましょう。

参考文献

小児アレルギー診療実践マニュアル

小児アレルギーのトリセツ

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