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1歳6か月健診って何をするの?

[2026.03.10]

こんにちは、アクアキッズクリニック東池袋院です。

この時期になると歩けるようになったり、食べられるものが増えてきたりとお子さんの世界がだんだんと広がっていきますよね。

お子さんの成長を嬉しく思う反面、自我が芽生え始めるイヤイヤ期の入り口に立ち、対応の仕方を模索しながら毎日を過ごされている親御さんも多いのではないでしょうか。

当院でも「最近、好き嫌いが激しくて…」「他の子より言葉を話さない気がする」という相談を健診でよく伺います。

今回は、お子さんの健やかな成長をサポートする1歳6か月健診の内容について詳しくお伝えします。

1.四計測(成長の記録)

まずは、服を脱ぎ、おむつ1枚の状態で身体の成長を詳しく計測します。

この時期は歩行により運動量がぐんと増えるため、体重の増加が緩やかになったり、体つきが引き締まったりするお子さんもいます。

項目 体重・身長・頭囲・胸囲
評価の指標 カウプ指数(乳幼児の肥満・痩せの指標)や、母子健康手帳の成長曲線に沿って、1人1人のペースで大きくなっているかを確認します。

2.生活について

普段の様子について、看護師と詳しくお話を伺います。

毎日の生活の中で気になることがあれば、何でもご相談ください。

食事と歯磨きの習慣

離乳食を卒業し、1日3回の食事と1〜2回のおやつ(補食)というスタイルが定着してくる時期です。自我が強くなるため、好きなものしか食べない偏食が見られることもあります。

  • 1週間単位で栄養を考える:毎食バランスよく食べるのは難しいため、1週間を通して栄養をまんべんなく取れるように意識してみてください。
  • 「自分で食べたい」を見守る:手づかみからスプーンなどの道具を使う大事なステップアップの時期です。上手に使えるまで時間がかかることもありますが、優しく見守ってあげましょう。
  • 「歯磨き」の習慣化:1歳6か月は上下の前歯や奥歯が生え揃い始める時期で、この時期から歯磨きを習慣づけてあげることが大切です。仕上げみがきを嫌がって大変な時期ですが、食後には歯ブラシを持って触れてみたり、親御さんと一緒に磨いたりと歯磨きと触れる時間を作ってあげてください。

睡眠と生活リズム

  • 「睡眠リズム」を作る:赤ちゃんの頃に比べお昼寝の時間も回数も減り、お昼寝は1回(個人差はありますが)になります。朝決まった時間に起き、夜も同じ時間にしっかり眠るリズムができていることが大切になります。
  • 「卒乳」:この時期は 断乳や卒乳についての悩みも多い時期です。無理にやめる必要はありません。

3.予防接種について

この時期までに推奨されている定期接種が済んでいるかを確認します。

打ち忘れがある場合は、スケジュールを調整しますのでご安心ください。

  • MR(麻疹・風疹混合)1期
  • 水痘(水ぼうそう)
  • おたふくかぜ(任意)

4.発達チェックポイント

看護師や医師が、お子さんの発達状況を以下のポイントで確認します。

緊張して普段通りにできないお子さんも多いため、お家でのリラックスした様子もぜひ教えてください。

①積み木を積む

小さな積み木を2〜3個、指先を使って上手に詰めるか確認します。

この時期は脳の発達により、今まで手のひらを使って物を掴んでいた時期から少しレベルアップし、指先を上手に使って物を掴むようになります。

「手指の器用さ」や「集中力」「空間認識能力」を確認していますが初めての場所で緊張してできないお子さんもたくさんいます。お家での様子も教えて下さい!

②指差し

車やワンちゃんなどのイラストが書いてある紙を見ながら「ブーブーどれ?」「ワンワンは?」という質問をし、正しく指をさせるか確認します。

この検査は「言葉の理解」や「言葉と物の一致」を確 認しています。

しかし、普段見慣れている物の種類や状態によって分かる分からないもありますし、この検査も積み木の検査同様、緊張してできないお子さんもいらっしゃいます。

指差しをしない場合でも視線で追うような行動があれば大丈夫ですよ!

③独り歩き

手を繋がずに1人で何歩、歩けるかを確認します。

歩き始めるタイミングには個人差があるのでこの時期に完全に独り歩きをしていないといけない!というわけではありません。

歩き始めを応援するためにお気に入りのおもちゃを手の届くくらいの離れた場所に置いてみたり、お子さんの手を持って数歩歩くのを手伝ってみたりしてみてください。

④発語

「ママ」や「パパ」のほか「ワンワン」「ないない(無い)」など意味のある単語が普段の生活の中で3語以上出ているかを確認します。

言葉の発達は性格や生活環境により個人差が大きくある部分で、1歳7〜8か月で急に発語が増えるお子さんもいらっしゃいます。焦らず様子を見ていきましょう。

また、あまり発語がみられない場合でも言葉の意味は理解していて、言葉を話すための準備として溜め込んでいるのかもしれません。

そのため日常での関わりを増やしながら2歳頃になるまで様子を見てみましょう。

5.医師による全身の診察内容

医師が全身の状態をくまなくチェックし、病気や発育の異常がないかを確認します。

心臓・呼吸 心雑音や呼吸音の異常がないか確認します。
皮膚 湿疹やアトピー性皮膚炎の有無を確認します。
運動器 股関節の可動域や歩き方に異常がないか確認します。
その他 陰部の発育状態などを確認します。

6.視覚検査スポットビジョンスクリーナーについて

当院では、視覚の異常を早期に検知できるスポットビジョンスクリーナーを導入しています。

短時間で検査が可能で、健診時にご希望があれば実施できます。詳細については、当院の過去のブログもあわせてご参照ください。

7.まとめ

1歳6か月健診は、単に「できる・できない」を判定する場ではありません。

お子さんの今の成長を喜び、育児の困りごとを専門家に相談するための大切な機会です。

イヤイヤ期の対応や落ち着きのなさなど、どんな小さなお悩みも遠慮なくお聞かせください。

また、当院では看護師とゆっくりお話しできる子ども相談室も不定期で開催しています。

お子さんとご家族が笑顔で毎日を過ごせるよう、一緒に解決策を見つけていきましょう。

参考文献

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