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9〜10か月健診って何をするの?

[2026.03.09]

こんにちは、アクアキッズクリニック東池袋院です。

赤ちゃんが生まれてから、あっという間の9〜10か月。

表情が豊かになり、後追いが始まったりと、目が離せないけれどますます愛おしい時期ですね。

今回は、この時期に行われる9〜10か月健診について詳しく解説します。

何を聞かれるのか、発達の進み具合はどうなのかと不安に思っている親御さんも、健診の内容を事前に知ってリラックスして当日を迎えてくださいね。

1. 四計測(成長の記録)

まずは、赤ちゃんの成長を客観的に把握するために、四計測を行います。

この時期は運動量が増えるため、体重の増え方が緩やかになる子も多いです。

体重・身長 カウプ指数(乳幼児の肥満・痩せの指標)を確認し、その子の成長ペースを把握します。
頭囲・胸囲 母子健康手帳の成長曲線に沿って、順調に大きくなっているかを確認します。

2.生活について

離乳食とアレルギーの状況

離乳食は後期(カミカミ期)に入り、食事の回数は1日3回食へと移行します。

朝・昼・夕と食事の時間を合わせて、生活のリズムを作っていきましょう♪

離乳食の進み具合

歯ぐきでつぶせるバナナくらいの固さを目安にします。

好き嫌いや食べむらはこの時期の“あるある”です。

本人のこだわりが表れ、周りに興味が出てきた証拠。

食べ進みが悪いようであれば、20〜30分程度で切り上げても大丈夫です。

無理強いせず、食事の時間を切り上げる勇気も必要です。

自分で食べたいを応援

手づかみ食べは、目と手、口の協調運動を育てる大切なステップです。

 スティック状の野菜や小さなおにぎりなど、持ちやすい工夫をしてあげましょう。

アレルギーの有無 卵や小麦、乳製品などの新しい食材で、肌の赤みや下痢が出ていないかを確認します。

排泄の様子(便秘や下痢)

離乳食の回数が増え、内容が大人に近づくと、うんちの様子もガラリと変わります。

便の回数 1日何回くらい出ているか把握しましょう。
便の状態 固くなってコロコロしていないか(便秘)、逆に特定の食材でゆるくなっていないか。
離乳食の影響で便秘になりやすい時期でもあるので、便秘気味なときは、水分補給をこまめに行い、食物繊維(野菜や豆類)を意識して取り入れるのがおすすめです。

睡眠と生活リズム

「夜泣きが始まって辛い…」という相談が最も増える時期でもあります。

生活リズム 起床と就寝の時間は一定か。
夜泣きの有無 夜中に何度も起きる、激しく泣くなど。
この時期の夜泣きは脳の発達過程であることが多いですが、親御さんの休息も大切です。辛い時はぜひ相談してください。

3.予防接種の確認

1歳になると新しい予防接種が始まります。

その前に、以下の打ち漏れがないか確認しましょう。

  • 五種(四種)混合(3回)
  • 小児用肺炎球菌(3回)
  • B型肝炎(3回)
  • ロタウイルス(2回または3回)
  • BCG

4.発達のチェックポイント

健診で医師や看護師が特に注目して見る「運動・言語発達」のポイントです。

看護師からお母さんへの質問事項

ハイハイ

手足を使ってスムーズに移動できるか。

※発達には個人差があります。この時期にハイハイをせず、お座りのまま移動をする子もいますが、多くの場合は個性です。

お座り 支えがなくても一人でお座りができるかを確認します。
つかまり立ち

机などに手をかけて自力で立ち上がれるか。まだ筋力が発達していない子や、慎重な性格な子もいるので、できなくても問題ありません。

まねっこ

「バイバイ」や「パチパチ」などの身振りを真似するか。

これは「相手の気持ちを理解する力」の第一歩。

今はまだ見ているだけでも、赤ちゃんの脳内では一生懸命練習中なので、強制はせず、あたたかく見守ってあげてくださいね。

指先の動き

親指とほかの指で物をつまめるか、小さなおもちゃなどを使ってチェックします。

言葉と反応

「マンマ」「バババ」など、意味のある言葉の前段階の発声があるか。

名前を呼んだり、声をかけると振り向くか、人見知りはあるか。

人見知り

人見知りは、ママやパパを「特別な存在」だと理解できている、素晴らしい成長の証です。

健診で泣いてしまっても大丈夫。安心させてあげるつもりで、優しく抱っこしてあげてください。

また、人見知りしない子もいます。もともとの性格がフレンドリーだったり、たくさんの大人に囲まれて育っていたり、理由はさまざま。

目が合って笑い合えるなら、その子の個性なので心配いりません。

医学的な確認項目

体の発達を診るために、以下の特殊な反射を確認することがあります。

パラシュート反射 体を前に傾けた時に、パッと手が出るか。転倒時に身を守るための反応です。
ホッピング反射 体を揺らした時に、バランスを保とうと足を一歩踏み出せるかを確認します。

5.医師による全身のチェック

最後に医師が全身をくまなく診察し、病気や異常が隠れていないかを確認します。

  • 全身の診察:胸の音、おなかの張り、股関節の動き、陰嚢に精巣が入っているか、ヘルニア、大泉門(頭の柔らかい部分)の閉じ具合。
  • お口の様子:乳歯の生え具合を確認します。
  • 目と耳:視線が合うか、音に反応するかなど、感覚器の不安がないかを診ます。

6.視覚検査スポットビジョンスクリーナーについて

当院では、視覚スクリーニング検査機器スポットビジョンスクリーナーを導入しています。

短時間で視覚の異常を検知できる機器です。健診時にご希望があれば実施可能ですので、お気軽にスタッフまでお声掛けください。

詳細については、当院の過去のブログ(2026年2月8日・9日分)もあわせてご参照ください。

7.まとめ

9〜10か月健診は、できることが増える喜びと同時に、成長の個人差が気になり不安になりやすい時期でもあります。

周りと比べて焦る必要はありません。離乳食の進め方や夜泣きの悩みなど、どんな小さなことでもアクアキッズクリニック東池袋院へお気軽にご相談ください。

お子さまの健やかな成長を一緒に見守っていきましょう。

次回は1歳6か月健診について詳しく解説いたします。

【参考文献】
乳幼児健診における標準的な健診項目一覧(厚生労働省)

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