予防接種
予防接種とは?ワクチンとは?
ワクチンと呼ばれる医薬品を体内に接種することで、感染症にかかる可能性を低くしたり、万が一感染した場合でも重症化を防いだりすることができます。このような方法を予防接種といいます。
ワクチンには、細菌やウイルスと戦う身体の免疫機能を高める働きがあり、性質の違いによっていくつかの種類に分けられます。
■生ワクチン
(BCG、麻疹、風疹、水痘〔水ぼうそう〕、流行性耳下腺炎〔おたふくかぜ〕、ロタウイルス など)
病原体となるウイルスや細菌の毒性を、ほとんど問題にならない程度まで弱めたものを使用したワクチンです。
実際の感染に近い形で免疫がつくられるため、接種回数が比較的少なくて済むという特徴があります。
ただし、免疫反応同士が影響し合う可能性があるため、生ワクチンを続けて接種する場合は、通常1か月程度の間隔を空ける必要があります。
■不活化ワクチン
(肺炎球菌、ヒブ、B型肝炎、百日咳、ポリオ、日本脳炎、HPV、インフルエンザ など)
ウイルスや細菌の感染力を完全に失わせたものを用いたワクチンです。
生ワクチンに比べると免疫の反応が穏やかなため、十分な効果を得るには複数回の接種が基本となります。
一方で、接種間隔については比較的短くても問題ありません。
■トキソイドワクチン(破傷風、ジフテリア)
細菌そのものではなく、細菌が産生する毒素に対して免疫をつくらせるタイプのワクチンです。
■メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン(新型コロナウイルス)
mRNAは、細胞がたんぱく質を作るための設計情報を持つ物質です。
病原体の一部を構成するたんぱく質の設計図となるmRNAを体内に投与すると、細胞がそのたんぱく質を作り出し、それを目印として免疫反応が起こります。
現在、実際に使用されているのは新型コロナウイルスに対するものですが、インフルエンザウイルスやRSウイルスなど、さまざまな感染症に対応したmRNAワクチンの研究・開発が進められています。
いつから予防接種を受けたほうがいいの
生後2か月を目安に予防接種を始めましょう。
生まれて間もない赤ちゃんは、妊娠中にお母さんから受け取った抗体(免疫の働きを担うたんぱく質の一種)を体内に持っているため、一定期間は感染症にかかりにくいとされています。
しかし、その免疫だけでは十分に防げない病気もあり、感染した場合に非常に重い症状を引き起こすものが存在します。
たとえば、肺炎球菌やヒブが原因となる細菌性髄膜炎は、神経に後遺症が残りやすい疾患です。また、百日咳は、突然呼吸が止まるといった危険な状態を招くことがあります。
こうした重篤な感染症から赤ちゃんを守るために、生後早い時期から計画的に予防接種を受けていくことが大切です。
予防接種で風邪をもらうことがあると聞きましたが…
当院では感染症対策として、一般の外来と予防接種・健診の区域を分けています。
予防接種に来られた方が、発熱等の症状がある患者さんと同一のエリアでお待ちになることはありません。
また、換気や消毒を徹底し、安心して予防接種・健診が受けられる環境になっています。
定期予防接種・任意予防接種とは
定期予防接種
予防接種法に基づいて市町村が主体となって実施する予防接種(公費負担:自己負担なし)
任意予防接種
希望者が各自で受ける予防接種(一部自己負担あり)
定期・任意と区分は分かれていますが、どのワクチンも子どもにとってメリットが大きいものになっています。
定期接種はもちろんのこと、当院は、任意接種も基本的に受けていただきたいと考えています。
受け忘れていた場合
接種の遅れなどに気づいた時点で、まずはご相談ください。
推奨されている時期や接種間隔と異なっていても、必要な回数をきちんと受けることで、基本的には十分な効果が見込めます。
これまでに接種した分を最初から受け直すは必要はありません。
個々の状況に合わせた接種スケジュールを一緒に検討しますので、どうぞお気軽にご相談ください。
接種当日の体調がよくないとき
予防接種は、できるだけ体調が良い時に受けることが望ましいとされていますが、発熱がなく、軽い体調不良がある程度であれば、安全性や効果が大きく変わることはありません。
ただし、接種後に発熱や嘔吐などの症状が現れた場合、それがワクチンによる反応なのか、別の病気によるものなのか判別が難しくなることがあります。
そのため、明らかな発熱がある場合や、嘔吐、強い咳などの症状が見られる場合には、接種を見合わせたほうがよいでしょう。
判断に迷う際は、事前にお電話などで当院までご相談ください。
最終的には接種前の診察で医師が判断いたしますので、状況によっては当日接種できない場合があることをあらかじめご了承ください。
接種後に注意すること
ごくまれではありますが、「アナフィラキシー」と呼ばれる重いアレルギー反応が起こる可能性があるため、初めて受けるワクチンが含まれる場合には、接種後10分間ほど院内で待機していただいています。
帰宅後に何らかの症状が見られた場合、それが必ずしもワクチンによる副反応とは限りませんが、気になることがあれば当院までご連絡ください。
- 注射した部分を強く揉む必要はありません。
- 接種当日の入浴も差し支えありません。
当院で接種可能なワクチン
- 小児用肺炎球菌ワクチン
- B型肝炎ワクチン
- ロタウイルスワクチン
- 5種混合ワクチン
- 3種混合ワクチン(DPT)
- 2種混合ワクチン(DT)
- BCG
- MR(麻しん風しん混合)ワクチン
- 水痘(みずぼうそう)ワクチン
- おたふくかぜワクチン
- 日本脳炎ワクチン
- HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン
- インフルエンザワクチン
- 渡航ワクチン(A型肝炎、狂犬病など。事前予約が必要です)
任意接種(自費)の料金について
豊島区外の方の予防接種について
東京都23区内の方
東京23区内では、定期予防接種の相互乗り入れを実施しています。
特別な手続きは不要であり、予診票と母子手帳があれば、当院での実施が可能です。
東京都23区外の方
東京都23区外の方は、住民票のある自治体に「定期予防接種実施依頼書」を発行していただく必要があります。
一旦、当院でお支払いをして頂き、自治体に定期予防接種の費用助成制度(償還払い)の申請をしていただくことで一部、または全額返金されます。
また、各自治体の還付申請の上限額が異なるため、還付申請の上限額が記載された自治体が発行した書類を持参してください。
※還付申請の上限額が記載された書類が無い場合は、当院の自費金額で実施することとなります。還付申請の上限額を超えている場合は、自己負担金が発生する場合があります。
定期予防接種実施依頼書(依頼書)とは
指定医療機関以外で接種を受け、万が一健康被害が起きた場合、予防接種関連法令に基づく救済措置を各自治体が対応することを明記した文書です。
予防接種実施までの流れ
- 現住所の自治体で「定期予防接種実施依頼書」を発行
- 還付申請の上限額(自治体が発行した紙に記載されたもの)を取得
- 現住所の「予診票」と「定期予防接種実施依頼書」、「還付申請の上限額が記載された紙」「母子手帳」を当院に持参
- 当院で実施の際に、支払いが発生
- 各自治体で定期予防接種の費用助成制度(償還払い)の申請、返金
各自治体で対応が異なる場合があります。
事前に当院までご相談ください。
来院時の注意点
お子様が予防接種を受ける際は、原則として保護者(親権を行う又は後見人)の同伴を必要としますが、何らかの理由により同伴できない場合は親族等(祖父母等)が同伴し予防接種を受けることができます。
よくある質問
よくある質問は専用ページをご覧ください。
診療時間
365日・土日も診療
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00~13:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 14:00〜18:00 | ◯ | ◯ | / | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
※水曜日は職員研修のため午後休診。
