メニュー

【インフルエンザ】家族が感染!うつらないための「予防内服」って知っていますか?

[2026.01.30]

こんにちは、アクアキッズクリニック東池袋院です。

いよいよ冬本番。受験シーズンや卒業式などの大切な行事が近づくにつれ、インフルエンザの流行にはいつも以上に敏感になってしまいますよね。

もしご家族の誰かが発症してしまったら……。

「なんとかして家族内での連鎖を止めたい!」「せめて受験生の子だけは守りたい」と、必死な思いで看病されている方もいらっしゃることでしょう。

実は、手洗いや換気といった基本的な対策に加えて、医学的に「発症を未然に防ぐ」という選択肢があることをご存知でしょうか?

1.予防内服ってどんなもの?

「予防内服」とは、インフルエンザにかかっている人と接触したあとに、発症を未然に防ぐために抗インフルエンザ薬を服用することです。

普段、病院で「インフルエンザですね」と診断されたときに処方される「タミフル」や「ゾフルーザ」といったお薬を、あえて「発症する前」に飲み始めるのが特徴です。

「お薬をあらかじめ飲んでおく」ことで、体の中に入ってきたウイルスがそれ以上増えるのを抑え、熱が出たり咳が出たりするのを防いでくれます。

2.予防内服がきでる「タイミング」と「効果」

予防内服は、いつでも好きなときにできるわけではありません。

  • 48時間以内が勝負!

インフルエンザの患者さんと接触してから、48時間以内に飲み始める必要があります。

ウイルスが体の中で爆発的に増え始める前に、お薬の力でストップをかける必要があるからです。

  • 効果はどのくらい?

研究データでは、予防内服による発症防止の効果は70〜90%(※)と言われています。

「絶対に100%かからない」とまでは言えませんが、かなり高い確率で発症を抑えることができます。

また、万が一発症してしまったとしても、症状が軽く済むというメリットもあります。

3.知っておきたい「自費診療」のお話

ここが、通常の診察と最も大きく異なる点です。

予防内服を検討する際に、必ず知っておいていただきたい大切なポイントがあります。

  • 健康保険が使えません

日本の医療制度では、保険が使えるのは「今かかっている病気の治療」に限られています。

「まだ病気ではないけれど、予防したい」という予防内服は、「自費診療(全額自己負担)」となります。

そのため、普段の3割負担の診察と比べると、どうしてもお薬代などが高く感じられるかもしれません。

  •  公的な救済制度の対象外になることがあります

予防接種や通常の治療で重い副反応が出た場合には、国による救済制度がありますが、予防内服のような「適応外」の使い方で万が一副作用が出た場合には、その制度が受けられない可能性があるという点も、正しく知っておく必要があります。

4.誰でも受けたほうがいいの?

実は、予防内服は「誰でも一律におすすめ」というわけではありません。

厚生労働省や学会のガイドラインでは、主に以下のような「重症化するリスクが高い方」が対象とされています。

  • 65歳以上の高齢者の方
  • 持病をお持ちの方(喘息、心臓病、糖尿病、腎臓病など)

では、健康な方は受ける必要がないのでしょうか?

実際には、以下のような特別な事情がある場合に、自費での予防内服を希望される方が多いです。

  • 「あと数日で大事な中学・高校・大学の受験がある!」
  • 「どうしても外せない大切な仕事がある」
  • 「家の中に、生まれたばかりの赤ちゃんがいる」

アクアキッズクリニック東池袋院では、親御さんの不安な気持ちに寄り添い、現在の状況をお聞きした上で、予防内服が必要かどうかを一緒に考えていきます。

5. お薬の種類と飲み方

予防内服で使われる主な薬剤は、治療で使うものと同じですが、飲み方が少し異なります。

  • タミフル(飲み薬): 1日1回、10日間飲み続けます。(治療の時は1日2回です)
  • イナビル(吸入薬): 1回、専用の器具で吸い込んで終了です。
  • ゾフルーザ(飲み薬): 1回、錠剤を飲んで終了です。

小さなお子さまや、毎日お薬を飲むのが大変な方など、その方に合わせたお薬を選択します。

6.当院での予防内服のご案内

アクアキッズクリニック東池袋院では、大切な受験やご家庭の特別な事情に合わせて、インフルエンザの予防内服をご希望される方へ、以下の体制で予防内服の処方を行っています。

薬の処方には、医師の診察が必要になります。

体重37.5kg以上:院内処方「タミフルカプセル」
体重37.5kg以上を対象とした「タミフルカプセル」については、当院で直接お薬をお渡しする「院内処方」を行っています。

  • 費用(診察料+お薬代込み):11,000 円(税込) 

◆ お子さま:院外処方「タミフルドライシロップ」
小さなお子さまでも飲みやすい粉薬の「タミフルドライシロップ」については、処方箋を発行する「院外処方」となります。

・予防内服診察のみ:5,500円(税込)

  • 受け取り方法: 診察後にお渡しする処方箋を持って、お近くの調剤薬局にてお薬をお受け取りください。
  • 費用(目安): 当院での診察料(自費)に加え、薬局でのお薬代・調剤手数料(自費)が別途かかります。
  • 薬局での価格について: 自由診療のため、薬局によって価格設定が異なります。近隣の薬局ではおよそ3,100円〜5,500円(税込)前後ですが、薬局によって金額に幅があります。
    薬局へ行かれる前に、お電話等で「予防内服(自費)での価格」を事前に確認しておくことをおすすめいたします

7. お家でできる「基本の予防」が一番大切です

「お薬を飲んでいるから、もう何もしなくて大丈夫!」……というわけではありません。

一番大切なのは、やはり日頃の予防ケアです。

  • こまめな換気: お部屋のウイルスを外へ出しましょう。
  • 湿度を保つ: 湿度が50〜60%あると、ウイルスは活動しにくくなります。
  • しっかり休む: 睡眠不足は免疫力を下げてしまいます。
  • 手洗い・うがい: 基本中の基本ですが、やはり効果的です。

予防内服はあくまで「最後のお守り」のようなものです。

お薬の効果は飲んでいる間(または飲んだ直後)に限定されるため、これを飲んだからといって、冬の間ずっとかからないというわけではありません。

最後に:悩んだときはご相談ください

「家族がインフルエンザになっちゃった。どうしよう!」と慌ててしまうのは、お子さまを想う親御さんとして当然の反応です。

予防内服を受けるかどうか、費用がどのくらいかかるのか、今のお子さまの状態に適しているのか。

迷ったときは、お一人で悩まずに、いつでもアクアキッズクリニック東池袋院へお気軽にご相談ください。

私たちは、ご家族全員が笑顔でこの流行期を乗り越えられるよう、最新の医学的知見に基づいたアドバイスとサポートをさせていただきます。

抗インフルエンザウイルス薬の添付文書

2025/26 シーズンのインフルエンザ治療・予防指針

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME